
突然ですが事故を起こして救急搬送されました…。

ブログ更新してないと思ったら何やってるのよ…?
バイク事故を起こして救急搬送されました。

野生動物(狸)を轢いてバイク事故を起こしました。
なんとか一命を取り留めたので一連の流れで感じたこと、困ったことなどを書き残しておこうと思います。もちろん事故は起こしてほしくないですが何かの役に立てばと思います。
岡山県北に生息する野生動物たち。

岡山県の県北にある津山市。
山に囲まれた盆地で特に深夜帯は野生動物によく遭遇します。熊、鹿、猪、狸など市内中心部の街中では滅多に見ることはありませんが少し街から外れると結構遭遇しますね。
写真は少し前に遭遇した野生のウサギです。
3月中旬の深夜にバイク事故。

前日には13年ぶりの雪が積もる寒さが残る日。
幸いなことに雪は残っておらず、道も凍結はしていませんでした。事故とは関係ないですが使っていた便利なアイテムを紹介。
バイクに役立つ便利アイテム。
【寒い時期に役立つ防風ネックウォーマー】
防風仕様なのであるのと無いのとでは体感温度が全く違いますね。
【夜でも見やすいバックライト付きの腕時計】
今まではスマホあるし腕時計は必要ないと思っていたタイプの人間でしたが、手袋してたり着込んだりしててスマホを取り出すのが結構面倒でしたのでかなり便利。
リーズナブルで防水性、耐久性に優れ、何年も電池交換の必要もないチプカシ(チープカシオ)はバイク以外でも一つ持ってると便利なアイテムですね。
急に田んぼから道路に飛び出してきた「タヌキ」と接触。

寒いのでそんなにスピードも出していなかったのですが、田んぼから急に道路に飛び出してきたタヌキを避ける事ができず転倒…。
「うわぁ…!!!やった….。」
すかさず道路の隅にバイクを移動させました。

ジェットタイプのヘルメットを着用していて、シールド部分に血が付いてて鼻血が出ていることに気付きました。
そして顔面(頭の左側の目の辺りから上)が痛い…。
酷い外傷は無さそうでしたがしばらくは立ち上がる事ができず、道端にうずくまっていました。

本当ならこの時点で救急車を呼んだ方が良かったと後で思いましたが、意識もあったし外傷もなかったし、事故直後で動揺もしているのでしばらくすれば落ち着くと思ってました…。
15分ほど休んでいましたが頭が朦朧として立ち上がれなくなった為、救急に連絡。
※野生動物との事故は物損事故になるので警察に連絡が必要です。
救急車が到着し救急搬送されました。

人生で初めて救急搬送されました。
担架に寝かせられて救急車に乗せてもらい、病院に向かって移動開始しました。
救急車を呼ぶべきか判断が難しい時は総務省消防庁の「全国版救急受診ガイドQ助」で症状・症候の項目を選択していく事で緊急度を判断できます。

「自分はここまでなのか…?」
この時にはあまり目を開けていられず、喋るのもしんどい、頭にプロレスラーに踏まれたような痛み、呼吸困難、吐き気(救急車内で多分吐きました…)、肋骨辺りの痛みがあり意識を失いかけていました。
「あれ…?これってこのまま意識を失ったらもう2度と目を覚さないんじゃ…???」
多分脳内物質も出ていたのか?頭を打ったからなのか?恐怖感もなく、そのまま救急車の中で意識を失ってしまいました。
2〜3日後に意識を取り戻したら病院のベットの上でした。

2日後くらいに一度目を覚ました記憶はあるのですが看護師さんに「気持ち悪くないですか?」と聞かれて「気持ち悪いです…。」と返事した後、ゲロを吐いてまた意識を失いました…。
多分3日後くらいにようやく意識がハッキリ戻って脳外科から一般病棟に移動するという説明を受けました。(いつの間にか紙オムツを履いてました。)
どうやら「頭蓋骨骨折」して頭部で内出血していたらしい。

意識が戻ってから自分の身に何が起こったのか先生に教えてもらいました。
外傷は無かったですが、頭を強く打って頭蓋骨が内部で骨折して内出血したので頭部の痛み、吐き気、そして意識を失ってたみたいです。事故直後よりも精神的に落ち着いてきて初めて恐怖を感じました…。
「一歩間違ってたら死んでたかも…。」

不幸中の幸い、今のところ大きな後遺症なども出ていないので良かった。
最初は「頭を開いて手術して出血部分を摘出する方法もあるけど、自然治癒でも大丈夫そうだけどどうする?」と聞かれて自然治癒する方を選びました。
長期の入院をするのはこれが初めてで少し不安があった。
入院したのは「津山中央病院」。

岡山県の県北では救急医療は主に「津山中央病院」が担っています。
長期の入院が必要な場合は他の病院へ移動したりする場合もあるみたいですが、自分の場合はそこまで長期入院では無かったので退院まではここでしばらく過ごす事に。
慣れるまで大変だった病院食…。

もちろん療養中なので刺激のある食事は基本できない…。
頭を打っているのが原因なのか?匂いに敏感になっていて病院食とか関係なく気持ちが悪くなり、最初はあまり食べれなかった。
治す為に食べないとと思ったのと、頭の方も落ち着いてきたのか?日を追うごとに食べれるようになりました。

食事の際に思ったよりも重要だったのは「飲み物」。
契約すればペットボトルのお茶など定期的に貰うことも出来たみたいでしたが契約していなかったので自動販売機などで買ってました。
香りに敏感だったのでお茶の種類もあまりクセがないモノが良かったです。それかスポーツドリンクのような飲み物。
辛かった症状など…。

しばらくは頭の重い痛みがあり、痛み止めの薬を飲んでました。
地味に肋骨にヒビが入っているようで、痛みで寝返りをうったりベッドから起き上がるのがキツかった。後は「点滴」もモノによっては痛いヤツもあるし、こっちも寝返りをうったりがなかなか出来ずしんどかったですね。
相部屋(4人部屋)での生活。

相部屋だったので他に3人の方が入院していました。
多分全員60代以上の方で独り言を言う人や、うるさいのに他人にはうるさいと文句言う人、もう治療のしようがなく、自宅に戻って○を迎えるか?などシリアスな会話など聞こえてきました。
いや〜、なんとも言えない気持ちになりましたね…。
入院中のリハビリ。

入院中はリハビリテーションを行いました。
頭を打っているので脳に影響が出る可能性がありますから「記憶」や「思考」に弊害が出ていないか調べるためにも「頭のリハビリ」がありました。

質問や問題が出されてそれに答える感じで結果、後遺症など特に脳に影響は出ていないようでした。
あとは運動など身体に弊害が出ていないか「身体のリハビリ」がありました。
歩いたり、段差を越えたりとこちらも特に大きな弊害は出ていないようでしたが基本的には寝たきりだったので筋力の衰えをかなり感じましたね。
病院内にある「ファミリーマート」に通う日々。

津山中央病院の一階にはコンビニの「ファミマ」が入っていて、24時間ではないのですが色んなモノが購入できました。一人で歩き回ったりする許可が出てからは狂ったように通いました(笑)
入院時に役立ったアイテム。

【熱さまシート】
ここで売ってた「冷えピタ(熱さまシート)」には大変お世話になりましたね。頭の内出血を身体が吸収、治癒しようとするのに熱が発生する為、基本的に微熱が続いてました。
症状によっては使わない方がいいかもしれない場合もあるのでお医者さん、看護師さんに聞いてみて下さい。アイスノン(保冷まくら)も病院側で用意してもらえましたが自分にはちょっと刺激が強い感じがしました。

【使うモノにちゃんと対応したイヤホン】
暇潰しに「スマホ用イヤホン」は必須!!!
イヤホンはあまり好きではなかったので持っていなかったし、コンビニにも売ってたんですが少し値段が高かったので買わなかったのですが暇すぎて最終的に購入…(笑)
部屋にはテレビ(テレビカード購入が必要)もあったんですが相部屋なのでイヤホンが必須。
ただ今のスマホ(iPhone)はイヤホンジャックが無く、ライトニングケーブルで接続するモノが必要だったのでiPhone用のイヤホンを買いました。
罪の謝罪…。

ここで謝罪しなければならない事があります。
それはコーヒーやお菓子などを隠れて(別に隠れてはないけど…)暴飲暴食してしまった事。
病院内から出られず、出来ることも限られていたのでストレスでつい…。
退院、そして自宅療養に(入院3週間弱)

CT検査の結果。
順調に自然治癒が進み、出血部分も小さくなっているので退院が決まりました!!!経過をみないと退院の予測も立たなかったのでわりと突然に決定しました。
ただまだまだ完治はしておらず、薬の服用も必要なので安静が必要です。

初めての頭蓋骨骨折、入院は色々と考えさせられる体験でした。
本当に「死」って身近だし、人生って「運」だなって改めて思いましたね。そして今後はジブリ作品である高畑勲さんの「平成狸合戦ぽんぽこ」は観れないかもしれません…(笑)
しばらくはおとなしく自宅療養。

退院はしたけどまだ完治はしておらず、立ち上がったり、寝転んだりすると頭がフラフラするし、肋骨のヒビも痛むので病院内とあまり変わらない生活。
まだ病院よりは自由度が高いので気分が全然違います。
個人リハビリ「ドライフラワー作り」

「ちょっと外に出たり、ちょっと作業したい…。」
そう思って家から一歩外に出ると大量の「ホトケノザ(※春の七草じゃない方)」が咲いていました。ちょっとしたリハビリと思ってホトケノザを収穫し、ドライフラワーを作りました。
春の息吹きを感じて気持ちが良かったです。
肋骨のヒビが思った以上に痛む…。

ずっと地味に痛かった「肋骨のヒビ」がちょっと悪化してる気が…。
寝返りをうつのが困難で寝るのも苦労する感じでした。頭の痛み止めの薬を飲まなくなったからか?低気圧のせいか分かりませんがどうにかしないと…。
病院ではパラマウントベッドだったので角度調整ができてたからあまり痛くなかったんでしょうかね?
肋骨のひびに痛み止めの湿布は効くのか?

近くのザグザグ(ドラッグストア)で買ってみました!
買ったのは「コーホーパスfrテープvα」っていう商品。調べてみると痛み止めの湿布は「肋骨のひびにも効果がある」みたいなので早速痛みに耐え切れず使ってみました。

正直なところ、効いてるのか効いてないのかよく分かりませんでした…。どっちかというと飲む痛み止めの方が効いてる気がする…。
とりあえず「お守り」のような感じで貼っていました(笑)粘着性が高く、ズレたりもしないですが剥がす時は結構しっかり張り付いているので痛かったです。
他にも「ロキソニン配合」のテープも使ってみましたが同じ感じでした。寝る時も貼っていたのでもしかしたら案外寝れていたのは効いていたからなのかも?
肋骨の骨折などで使われる「バストバンド」を使ってみました!

ドラッグストア(岡山県によくあるザグザグ、コスモス、ウエルシア、薬のレデイ)やスポーツ用品店など探し回ってみましたが腰用のサポーターばかりで胸部用のモノは売ってなかったです。
医療関係のところなら売ってるかもしれないですがよく分からなかったのでネットで購入して使ってみました!

【アルケア バストバンド・エース 胸部固定帯】
肋骨骨折や胸部の手術などの後で固定する必要がある場合に使われる「バストバンド」。調べてみると肋骨のひびでも使われているみたい。

固定するしっかりとした部分と締める為のゴムの部分でできてます。
息を吸って吐いた状態で装着するみたいです。要はちょっと動いたりしてもズレたりしなければOKらしい。付けてみた感想は…。
「ちょっと苦しい…。」
苦しいからと言ってあんまり緩めると固定されなくなります。あとご飯を食べる時に付けていると苦しくなりますね(笑)

しかし、動いたりする時は固定されている為か痛みが軽減されました!
寝る時に寝返りをうつ場合や寝転んだり、起き上がる時も負担がかなり減りましたね。付けてる時の苦しさよりも痛みが勝る場合はバストバンド必須アイテムです。
【悲報】車のバッテリーが上がる…。

かなり体調も改善してきたので欲が出てきました。
ちょうど「花見」の季節。
寝たきりで体力の衰えも感じていたので「少し歩きたい…」病院生活で感じていた「外に出たい…」という思いが爆発して本当はあまり良くないかもしれないですがちょっとだけ遠出をすることに。

春の景色を楽しみながらのドライブ。
無理はできないので途中ゆっくり寝たり休みながらで帰るのが夜遅くになってしまいました…。
帰ろうとした矢先、悲劇が…。

「エンジンがかからない…???」
どうやらバッテリーも古くなっていたし、そこそこの入院期間があったのでバッテリーが上がってしまったようです…。しかもスマホの充電も切れてしまっていた為どこにも連絡できず、疲れていた為その日は車中泊を余儀なくとされました…。
完全に盲点でしたね…。急遽長期入院する事があれば気を付けたいところです。
長期間クルマに乗らない時の必須常備アイテム。
【車のバッテリー切れの緊急時にエンジン始動】
車のバッテリー切れからとりあえず緊急対処としてエンジンの始動ができる「ジャンプスターター」。
ただのバッテリー上がりであればその後、車を走らせて蓄電すればいいのですがバッテリーが古くなっている場合は新しいモノに交換が必要です。いざという時の為にこういうアイテムの常備は必要だなと学びました…。
【他の車から電力を借りるブースターケーブル】
近くに助けてくれる車を持っている方がいればブースターケーブルを繋ぐことで一時的にエンジンを始動することができます。
ケーブルを繋ぐ順番、あと厳密にはバッテリー同士を繋ぐわけではなかったりするので使用する場合は繋ぎ方をスマホなどで調べて下さい。
【車に常備用のスマホ(携帯用)バッテリー】
普段はスマホ用バッテリーは使ってるんですがこういう緊急性がある時になぜか持って無いんですよ…(笑)
できれば車専用に常備しておく携帯用バッテリーを用意しといたほうがいいですね!出来れば充電残量を確認できるモノがいいでしょう。

とりあえず次のCT検査までは療養。

今のところは目立った後遺症は出てないし、治癒も進んでますが経過をみて次のCT検査までは療養が必要です。パソコン触ったりならできるので久しぶりにブログを更新してみました。
また進展があれば書きたいと思います。
ご迷惑をかけた方々、色々と申し訳ありませんでした!!!

マジで事故には気をつけて下さいね!

タヌキかわいそう…。
【追記】CT検査の結果…。

予定していた日時にCT検査を受けに再び病院へ。
….というか外来とかの専用駐車場混み過ぎでしょ!!!
ただ検査後に帰る時はめちゃくちゃ空きが出来てたので時間帯によってかなり差があるから予定の時間よりも結構早めに行った方がいいかも。
頭蓋内出血について。

CT検査後に脳外科の先生に現状を教えてもらいました。
「順調に出血部分も小さくなっていってますよ。」
症状も軽くなってたので悪化はしてないだろうとは思ってましたが良かったです。見せてもらったCT画像でも素人目に見ても白いモヤもだんだん小さくなってました。
頭蓋骨骨折について。

頭蓋骨骨折はそれほど心配しなくても良いとの事でした。
そもそも頭蓋骨は「脳」を守る事が目的の為、頭蓋骨が壊れることは自体は問題ではなく、良くないのは頭蓋骨骨折から脳や脳の血管に影響がある場合との事でした。
自分の場合は幸いにも頭部に外傷もないし、軽度な方だったので。ただやっぱりまだ頭触るのはちょっと怖いのであまり触らないようにしています。
肋骨のひびには冷たい先生…。

体に起きてる症状について聞かれたので「肋骨のひびの痛み」について嘆きました。
これは入院中にも看護師さんや先生にも言ってはいたんですが頭蓋内出血に比べるとかなり軽度な為か、対応が冷たい感じがしました。
興味のない映画について熱弁されている時のような反応でしたね(笑)まぁ肋骨のひびは前に咳のし過ぎでなった事あるし、病院にも行かず完治したしね。
なんか左耳から「ぺこっ」って音がする…。

1日に数回ほど言語化しにくいのですが左耳から「…ぺこっ」って音がする。
お風呂やプールで頭まで浸かって水から出た後に耳に水の膜ができてそれが破れる時のような音。先生には「耳鼻科の診察受けるなら手配するよ」と言われたんですが本当に数回だったので診断は断りました。
入院直後はなかった症状でだいぶ後になって起こりました。後日、徐々に音は鳴らなくなっていきました。なんだったんだろう?治癒に伴って頭の内圧が変わってたからなのか?
油断は禁物…気を付けなければならない事。

頭の違和感はまだ残っていますが、痛みは痛み止めを飲むほどでもなく「てんかん」の発作用の薬のみ服用する形になりました。
軽作業程度ならやっても大丈夫との事。
治ってきてはいますが、まだ完治していないので「また頭を打つ」と下手すればバイク事故の時よりもヤバい状況になったりする可能性があります。

元々、何気ない日常生活の中で足や頭をどこかにぶつける事がよくあるので注意しないと。
この日は薬だけもらって、再び自宅療養でまた後日CT検査を受けることになりました。
信頼していた「冷えピタ」に裏切られる!?

低気圧の影響か雨もちょっと降って寒さが戻って来た日。
いつものように「冷えピタ(熱さまシート)」をおでこに貼ったところ、急に頭が痛くなるという現象が起きました…。
気温も下がっていたのと、冷えピタで直接頭を冷やしたのが冷え過ぎて良くなかったのでしょうか?この時には微熱も無くなっていたのでこの日を境に冷えピタを卒業することにしました(笑)
左目の謎の「プチッ…」という音。

寝ようと思い、横になって目を瞑ると左目から「プチっ…」という音が。なんというか感覚としては目を動かす筋が鳴っているような音。
普通に目を閉じるだけだと鳴らないのですが、ギュッと目を強く閉じると鳴りました。ただその日以降は鳴ることは無くなりましたが左目の奥の方がちょっと痛い感じがする事があります。
内出血が起こった左側で何か起きてる感じ。

事故から1ヶ月ほど経ってから内出血が起こった頭の左側で耳から音がなったり、目の痛みが出たりと謎の現象が起きています。
たまに起こる一過性の症状なので内出血の治癒が進んでいるから影響が出ているのか?また続くようであれば先生に聞いてみよう。
正直、後遺症があるのかよくわからん。

てんかん、痙攣、麻痺や意識障害などの大きな後遺症は未だ起きていないのですが、頭を動かしたりするとクラ〜っとしたり、ちょっとだけ手に力が入りにくい感じがあるので今後どうなって行くのか?
また進展があれば書きたいと思います!

今まで自分の身体の事よく把握してなかったんだなぁと改めて思います。

タヌキはどうなったの???