元祖「岡山の奇跡」と言っても過言ではない美女に会いに行ってきました!
道はシンプルですが山間ということもあり途中でネットが使えないのでちょっとだけ詳しく書きますね。
岡山県と鳥取県の県境にあるスポット。
岡山県津山市阿波(阿波村)にある有名なお墓「お夏の墓」に行ってみました。
阿波に入って県道118号線を進んで行きます。
今回は落合川が加茂川に合流する辺りから行ってみましょう!
ここを落合川沿いに登って行くと阿波森林公園や大滝・白髪滝・布滝があります。
大杉公会堂と地蔵堂がある。
道なりに進んで行くと右側に「大杉公会堂」「大杉公会堂前待合所」「地蔵堂」などがあります。
建物の裏手に六道輪廻に関係する「六地蔵尊」がありますよ。
ここにはトイレもありますね。
もうちょっと進むと「おなつの墓6km」という看板がある。
この辺りは害獣用の電気柵があるので注意です。
そこから加茂川にかかる「山ノ神橋」を渡って更に奥に進んで行きます。
もうこの辺りからスマホの電波が怪しくなって来ました。
広い駐車場の阿波発電所がある。
左側に何やら小屋のような建物が見えて来ました。
この辺りになるとポツポツとあった民家は無くなりましたね。
ミニ水力発電所らしく、岡山県内には氷ノ山後山那岐山固定公園にも同様の施設があるみたいです。
それにしても大きな駐車場?この発電所用に大きな車が停める為か。
道の脇に小さな滝のようなモノがありますね。
気になったのが反対側を向いた大きな看板。
台風とかで向きが変わってしまったのかな?何が書いてあるかは確認できませんでした…。
ひっそりと佛谷堰堤がある。
登り坂になったところで右側に何か施設が見えた。
「ゴーォォォ」とダムの水が流れるような音が聞こえて来ます。
佛谷堰堤(ふつだにえんてい)というコンクリートの大きな壁があって、ここからの水力を使ってさっきの発電所に送られているみたい。
もちろんここは入っちゃダメですよ。
自然災害で倒れてしまっている木や土砂崩れが起こっている所もありましたが道路自体は狭いけどすごく綺麗で走りやすいですね。
この辺りの道は高梁市の羽山第2トンネルのある宇治下原線に似てる。
吉井川源流の碑。
何やら案内板のような物がたくさん見えて来ました。
この裏に加茂川が流れています。
ここには吉井川源流の碑が建てられているらしい。
東粟倉村、西粟倉村、大原町、津山市横野に続いてここが5本目の源流。
石ではなく丸太で造られた碑なんですね。
そして今回の目的である「おなつ」の伝説の説明が書いてあります。
昔、深山にはたくさんの木地師が住んでいて、その中の娘におなつ(お夏)がいた。 稀に見る美しい娘である時、備前から仕事でやって来ていた若いきこりと恋仲になった。 将来を誓いあったがきこりは仕事でこの地を去ることに...。 「必ず迎えに来る」と固い約束をした。 きこりが迎えに来るのを心待ちにし、月日が過ぎ、おなつはますます美しくなった。 ある日、藩主の目にとまってしまいお城に上がるよう言われてしまう。 断ることもできない、きこりとの約束もあるおなつは裏山の谷底へと身を投げ自ら命を絶ってしまった...。
…という悲しい伝説が残っている。
また、そのおなつが身を投げた淵を「おなつヶ淵」といい、夜になると時々女がすすり泣く声が聞こえるんだとか...。
そのお夏さんのお墓はここから3.5kmのところにあるみたいです。
鱒返りの滝を発見。
「ますがえりばし」という小さな橋の横にとってもキレイな水たまりと滝がありました!
ここが「鱒返りの滝」らしい、ただ看板など特にないので注意して下さい。
なんか飛び込みたくなる魔力を感じるほどキレイだ…。
このすぐ横辺りに「お夏さんのお墓」への案内板が出ていました。
なるほど、あと2.8km…
え?ほんとにこっち?ってか入って大丈夫か?
伐採作業中の看板やショベルカーがあるけど…。
ただ通行止めにはなってないから通行は出来るみたいです。
矢印は完全にこっち向いてたしな…。
道はかなり細いですが通れそうです。
平日は作業している場合があるかもしれませんね。
あと1.7kmというところまできました。
やっぱりこっちで合ってたんですね!
この辺りから歩きましょうか。
大きな木がぶっ倒れていますね、根っこが凄いな。
お夏の墓に着きました!
お、到着しましたね。
真っ直ぐと右側に道が続いていそうですが恐らく伐採作業用の道でしょう。
ほんとに山の中という感じ。
今でもこうしてちゃんと道を残しているんですね。
こちらにお夏さんのお墓があります。
他にも複数、お夏さんに関係のある方がここに眠られているみたいです。
どれがお夏さんだろうか?
話によるとお夏さんのお墓は墓石の上にお地蔵様がのっている立派なモノらしい。
ですが「そのお地蔵様の頭を抱いて寝ると美しい娘が生まれる、美しいお嫁さんがもらえる」というウワサが流れ、誰ものかによって持ち去られてしまったようです。
たぶんこの右側の”首がないお地蔵様“がお夏さんのお墓みたい。
なんともまぁバチ当たりなことする奴もいるんですね。
お墓の横に小さなせせらぎが流れていました。
お夏さん、安らかにお眠り下さい。
お夏の墓
住所:岡山県津山市阿波
▶︎【一之渡り道路公園】と【釜森公園】ちょっと休憩できるスポット(津山市阿波)