貧乏人が金持ちの家に連絡入れずに特効してみたよ。
これってほぼ一揆じゃね!?
「ベンガラやローハ(硫酸鉄)で莫大な富を築いた」人の邸宅
岡山県高梁市にある「広兼邸」
かつてベンガラや小泉銅山とローハ(硫酸鉄)で巨大な財を生み出した広兼家2代目が建てたお家。
(※もちろん今は誰も住んでおらず保存建築物として観光地の一部となっています)
その独特な建造物から映画「八つ墓村」などのロケ地として使われていたりする。なので今回は「貧乏人が金持ちの家がどんなもんか見てやろう!」という意気込みで訪れてみました。
ルートは【吹屋ふるさと村】から近くの道を入って行ったのですが、めちゃくちゃ山道。車のすれ違いもできないほど狭い道でした。帰りは別ルート「かぐら街道」に抜ける道から帰ったのですがこっちからきた方が道も広いし分かりやすかった。というかこの辺の地域を訪れるときは「かぐら街道」がめちゃくちゃ便利!ちょっと遠回りになってもこの道を使うことをお勧めします。
ようやくたどり着いたぞ「広兼邸」
観光用の専用駐車からの眺め。「もうお城やん!!!」一般の住宅だったとは思えません…。とりあえず下からの景色は石垣が凄過ぎて「要塞」みたいな印象。
やっぱり金持ちになると狙われたりする可能性も出てくるのか?
邸宅内に入ってみるぞ
門をくぐり潜入。受付のおじさんに入館料を払った。(写真撮影はOK頂きました)
ひっそりとこんなところに大豪邸が。周りは山々に囲まれています。
楼門の上には「見張り部屋」
パッとみこじんまりとした一軒家みたいですが門です。上が部屋になっていますね。
ここが「不寝番部屋」で守衛が僕みたいな不審者の侵入がないかをチェックしていたようです。見晴らしも良さそうだしちょっと住んでみたい(笑)
庭に沿って進んでみる。
土足で入れる、立ち入り禁止がない場所は入れるようになってます。
作りはすごく日本的な建築です。
にしても金がかかっている。写真で見る感じだと田舎に行けばこういう家あるじゃん?と思うかもしれないけどなんか質が違う。やっぱり普通の家と違って要人などの来客を想定して作られた感じがある。
「水琴窟」って何?
お庭に「水琴窟」のコーナーが。
水琴窟とは、井戸のような水が溜まっている空間に水滴を落としてその響きを楽しむモノで、庭園などに設置する装置。鹿威し(ししおどし)に近いニュアンスと想像すれば分かりやすいんじゃないかと思う。これが個人宅にあるっていうのが金持ちの証だよな。
この竹筒の下あたりに水を垂らすと独特な響きのする音が発生する。
もちろんやってみる。甲高いハングドラムのような音が竹筒を通して聞こえてくる…。実際に来てみたらやってみて下さいね。
ボーッと建物を見ていると家というより神社とかお寺みたいな感覚になってくる。
茶室もある。
庭の一角に「茶室」がある。
ちゃんと「にじり口」仕様になっている。
ちなみにもう感覚が麻痺してきている。もう家だと思っていない。
金持ちの所有品の数々
端っこまでいくと「蔵」のような別の建物がある。
豪華絢爛というか、なんというか…ここまで綺麗な状態で残ってるのもすごいなぁ。
全く詳しくないけど「高級品」ということだけは見たらわかるぞ!!!
もう凄過ぎて笑っちまうじゃねぇか!!!(笑)こんなの職人がどんだけの歳月かけて作ったんだろう?もう頭がクラクラしてきたので脱出。
弘兼さんちヤバイなぁ….。行き止まりになったので反対側に移動することに。
ちょっと生活感のあるゾーンへ
行き止まりになったので入り口付近に戻ってきた。今度は生活感のある水回りへ。
天井も高いわ〜…。
囲炉裏がありましたよ。なんか昔の旅館の厨房みたいだ。
最近ではこういう「土間」見かけなくなったなぁ。中庭みたいな空間はすごく好き。
何かを大量に煮るヤツかなぁ。それとネズミがたどり着けないように設計された食料庫。
火元だけが独立したアイランドキッチン。…ではないか(笑)
漬物置場とシンク。ちょっと生活感あって落ち着くわ〜(笑)この後ろに勝手口があって家の裏手に出られるみたいです。